ペットとの暮らしで傷んだフローリングのリフォームをご依頼いただきました。既存の床の上から施工できる、薄くて丈夫なリフォーム専用フローリング材を採用。工事部・森本大工による施工の様子をご紹介します。
今回採用したのは
パナソニックの1.5mmリフォームフローリング USUI-TA[ウスイータ]
「リノベーション」と「リフォーム」はどちらも「建物を改修すること」を指す言葉ですが、どのように改修するかで異なります。まずは、それぞれの違いを比較してみましょう。
カットサンプル
このリフォーム工事で何より大切なのは、“正確に仕上げる”こと。特に床と壁の境目や角の部分は、少しのズレでも目立ってしまうため、ミリ単位の調整が欠かせません。
現場では、職人が寸法を測り、角度や隙間を見極めながら、丁寧にカットして貼り付けていきました。
Q今回のリフォーム工事のポイントは?
以前、ペットを飼っていた際に、フローリングにおしっこがかかってしまい、床材が傷んでいました。
そのため、上貼り施工を行う前に、既存のフローリング表面を削って平らにならす作業を行いました。
とくに段差ができないように調整するのが難しく、細かな作業が必要でしたが、丁寧に下地を整えてから上貼りを行うことで、仕上がりをきれいにすることができました
Qいちばん大変だったことは?
玄関の框部分です。
既存のステンレスの框(かまち)がR(曲線)形状であったため、1.5mm厚のフローリング材の断面を一枚一枚斜めにカットし、隙間ができないよう丁寧に仕上げていきました。
この工程は、特に時間と手間を要する繊細な作業となりましたが、自分自身でも納得のいく仕上がりとなり、お客様にも喜んでいただけました。
Qフローリングの上貼りするリフォームってどう思いますか?
正直に言うと、現場によりますね。
しっかりした下地の上に施工するなら、上貼りはコストも抑えられて、工期も短くなるので、うまく使えば非常に合理的な方法です。特に、居住中の住宅では騒音やホコリも少ないのが大きなメリットです。また、床の高さが変わるので、ドアの開閉に影響が出ることがあるんです。そのままでは扉が引っかかってしまうので、建具の加工が必要になります。
フローリングの上貼りで床の高さが変わったため、扉は調整ではなく新調しました。ドア枠はそのまま使用するため、取り付け前に把手の位置を枠に合わせて加工しています。
Q 最後に、これから上貼りを検討している方に一言お願いします。
上貼りは「手抜き工事」と誤解されることもありますが、私からすると、むしろ技術が問われる工法です。微妙な段差や隙間が生じないように仕上げるためには、豊富な経験と丁寧な施工が不可欠です。
一見シンプルに見えるかもしれませんが、実際には「簡単そうで難しい」、職人の腕が試される工法だと感じています。
上貼りは、決して悪い方法ではありません。
ただし、すべての床に適しているわけではないため、事前に床の状態をしっかりと確認し、適切な判断と施工を行うことが重要です。
条件が合えば、見違えるほど美しく仕上がる施工方法だと思います。
私におまかせください!
お客様から、「工事中も快適に過ごせて、知り合いにも紹介したいわ」という嬉しいお言葉をいただきました!
フローリングのリフォームに興味はあるけれど、
「工期が長そう…」「予算が心配…」
そんなお悩みをお持ちの方には、上貼り工法がおすすめです!
既存の床をはがさず、その上に新しいフローリングを貼る工法なので、
✔ 工期が短く
✔ 費用も抑えられる
のが特徴です。
ただし、現場の状況によっては対応できない場合もあります。
そのため、弊社のプランナーが現地をしっかり調査したうえで、お客様にとって最適なリフォームプランをご提案いたします。
まずはお気軽にご相談ください!



